ラピスのコラム

普通のホームページのススメ

ここでいうホームページとは、ブログに対して、普通のHTML言語で書き、FTPという通信方法を使ってサーバにアップロードする昔からある「普通のホームページ」のことです。
「ブログは良いよ」とオススメした後ではありますが、一方で、従来より利用されているいわゆる「普通のホームページ」はいくつかの点でブログより優れています。

  • 普通のホームページの方がデザイン性が良い。オリジナリティがある。
  • 普通のホームページの方がレイアウトが自由でビジュアルに訴えやすい。
  • ブログはサーバの引っ越しが難しいことがあり、いざというとき不安。。

ですので、クリニックや病院、動物病院のオフィシャルサイト(公式ホームページ)は、やはりブログではなく「普通のホームページ」がよろしいかと思います。

もう少し詳しくご案内します。

普通のホームページの方がデザイン性が良い。オリジナリティがある。

ブログでデザインのことを検討する場合には、テンプレート選択などあらかじめある程度、カタチが決まっている場合が多いです。
ある特定の領域の決められた画像をつくるたとえばトップ画像だけをオリジナルで作るなどは、ブログをカンタンにカスタマイズするための手法になりますが、他のサイトと比較するとそれほどオリジナリティがあるとはいえません。

一方、ホームページは、かなりデザインに自由度があるためお客様の好みを反映させやすく、オリジナリティあるサイトが低料金で提供できます。

せっかくホームページをつくるのにテンプレートを使いまわしたり、どこか他のサイトと似ているなんて、悲しいですよね。

普通のホームページの方がレイアウトが自由でビジュアルに訴えやすい。

たとえば、ブログにおいて、1枚の写真を貼り込むのはカンタンですが複数枚の写真を2行3列のようにレイアウトするにはかなり知識が必要です。

普通のホームページでは、比較的カンタンにレイアウトできるため、写真を列挙するような場面、たとえば、内装や機材の写真をならべて建物の中をご紹介するような場合には、ホームページの方が向いています。

ブログはサーバの引っ越しが難しいことがあり、いざというとき不安。。

ブログは導入は比較的カンタンですが、引っ越しすることが結構タイヘンだっていうことを、ご存じですか?
普通のホームページは、サーバを変えても、ファイルをそのまま移植するだけで、カンタンにホームページを再現することができます。
ですからサーバ会社を他に変え、同じサイトを継続利用することはとてもカンタンなことです。

一方でブログは、投稿する記事を管理する「編集システム」が、サーバ側に備わった機能であり、移植することができません。
ブログはこの「編集システム」と「投稿記事」などで成り立っています。
そのため、別のサーバに移動する場合には、別サーバのブログ機能を利用することになります。

どうするかというと、元サーバから投稿した記事をエクスポートして手元にデータを取り寄せ、そのデータを新しいサーバにインポートするわけです。
記事だけ投稿している場合、比較的、再現性が良いですが、絵文字やコメント、トラックバックが欠落することが多いです。
写真を多用している場合、写真との記事とのリンクが切れて表示されなくなることが多いです。こうなるともう一度全部の写真を貼り付けなおさないといけません。

ということで、ブログは引っ越しがやりにくく、ブログの管理会社に依存しやすくなります。
もしブログの管理会社が倒産したら、、、いきなり料金が高くなったら、サービスが悪くて、他の会社に変更したくなったら。。。

過去にある某大手IT企業が倒産しそうになったとき、その会社のブログ利用者から、とても不安だと聞いたことがあります。
結局、代表者が捕まり、有名なビルから撤退して事業を縮小しましたがブログなどの事業は続けているようですけど。
あなたが積み上げてきた記事のすべてを、他のサーバに移動しなければならないことがあります。その時、すべてを再現するのは、難しいと思います。

以上の点から、「公式ホームページ」には、「普通のホームページ」が良いと、私は思います。

お問い合わせはこちら

tel : 042-379-9515